お客さんが安心してこられるように伝えるべき3つのポイント
サービスをしっかりと提供しても、スタイリストさんによっては会話も少なく中々お客さんとの関係も深まらない方もいます。
ですが、それは仕方がないと諦めるのではなく、お店として魅力をしっかり伝えていかなければいけません。
なので、来てくれたお客さんにうちはこうゆうお店ですよと伝わる資料をお渡ししていきます。
どんな物をお渡しするかというと、A4表・裏に魅力的な自己紹介を載せていきます。
そうする事で、それを見たお客さんは、そのお店に惹かれ、スタイリストさんとの会話も弾むようになっていきます。
では、どういった内容で書いていけばよいのかを、順を追ってお伝えしたいと思います。
魅力的な自己紹介がもたらす効果とは?
目次
再度お客さんに知ってもらえる。
施術中にお話ししたことは、わかっているようで、実際後になってみると、覚えていないというか忘れてしまいます。
そこで、再度資料で見てもらう事でしっかりと思い出してもらい印象付ける事が出来ます。
会話が弾むようになる
スタイリストさんの自己紹介で、少しプライベートなこととか人柄がわかるような情報を入れてあげると、お客さんの方から色々聞いてくれるようになり、ここではじめて、プライベートトークができるようにもなります。
お客さんの方からプライベートトークをしたいと思ってくれたら、これはもう警戒が解けて関係が深まりつつあり、リピート率も上がっていきます。
スタッフさんの離職率が減る
それぞれの得意な事などを書くことで、「お客さんからじゃあ〇〇さんにやってもらおう」となります。
例えば、カラーが得意なスタイリストさんなど、新人さんとかだったら、トリートメント技術に自信があるとします。
トリートメントに上手い下手という事はあまりないんですけど、新人さんには技術が成長する前に得意な事として入れてあげます。
そうすると、お客さんもトリートメントが得意ならやってもらいたいと思い、トップスタイリストさんだけでなく、新人さんにも指名が入ります。
こうする事で、新人さんの長所を伸ばしてあげる事により、他の施術に入らせてもらえるという事になっていきます。
すると、お客さんに必要とされているという自己重要感も得られることができます。
人は承認欲求が満たされないと、テンションが下がります。
そうなれば、やめてしまうという事にもなりかねません。
お客さんの方から話しかけたりされると、スタッフさんも私って役に立っている、喜んでもらえてるんだなと思い、自己重要感が高まり、仕事もしやすくなり、離職率も減っていきます。
魅力的な自己紹介を作る3つのポイント
その1.人物キャラクターを作る
まずは、人物キャラクターで基本的にはオーナーさんをキャラクター化していきます。
ここで、顔出しはしたくないという方が見えますが、そうすると差別化していく事が出来ません。
技術に自信があるから大丈夫という方もいますが、正直それはどこもいっています。
技術で差別化しようとしても、どこのお店も差はそんなにありません。
実際周辺店舗を調べていくと、一緒の事をうちより安くやっていると、これはまずいときずくこともあります。
普段周りの店舗を見ていないので、うちは技術が違うと思いがちですが、これだけ情報化社会になっているのでどこも同じことをやっています。
やはり、違いを出していくには、人を出して、オーナーさんの想いなどをつたえなければいけません。
多店舗展開しているのであれば、オーナーさん+店長さんも出していくとさらに魅力的になります。
これは、良くある話ですが、店長さんがお店を辞めてしまい、店舗をつぶしてしまったというのは良くある話です。
店長さんだけをキャラクターにしてしまうとお店にお客さんはついていないので、店長さんが動いたら他のお店に行ってしまいます。
その店長さんについていくとも限らないですが、店長さんの人柄についていたお客さんは違うお店に行ってしまう確率は高くなります。
そういったことが起こらないようにするためにも、オーナーさんの人物キャラクターを作る事で、オーナーさんにお客さんが付き、独立するというリスクも減ります。
どういった話をすると魅力的になるかと言いますと、まずは修業時代の話で大変だった話をすると魅力的になります。
修業に海外など行っていたらなんか凄そうと思ってもらえますし、有名店で修業していたらそれも信頼につながるので出すと良いです。
創業秘話で、このお店を作るときにこういう想いがあって色々あった話をあればします。
経営する想い、どういう想いでビジネスをしているのかを書きます。
技術・サービスなどのこだわりをしっかり伝えるとお客さんも安心してもらえます。
何か賞を取っていたら出すと良いですし、後は資格で、メーカーさんが色んな資格を出しているのでそういうのを取っておけば、お客さんは分からないけど、何となくよさそうと思い信頼が得られます。
こういったものを全てではなくてもいいので、お客さんにお渡ししたり、POPでお伝えする事で、人柄に惹かれ、信頼もされ、リピートしてくれるようになります。
その2.スタッフ紹介を入れる
次にスタッフ紹介で入れていきたいものは、経歴や受賞歴などを入れます。
その人の想いも入れていきます。
特に入れると良いのが得意な技術です。
新人さんでも、得意な技術を載せる事で選ばれやすくなります。
お客さんに対しての一言メッセージやお客さんにこういってもらえたとお客さんの声みたいなものを入れます。
あとは年齢も入れた方が良いです。
やはりお客さんは自分と近い年齢の人を選びたいものなので年齢は入れた方が良いです。
スタッフさんの写真も絶対です。
笑顔で接客している写真を使ってください。
これが絶対のポイントになります。
これらは、あまり固くなりすぎず、お客さんに話しかけるように書くとお客さんも読みやすくなります。
インタビュー形式で答えているという作り方をすると伝わりやすくなります。
とにかく人柄だったり、信頼感が伝わる物を書きましょう。
チラシだったり、新規集客はスタッフさんを前に出せば出すほど集客は簡単になります。
お店でスタッフさんがサービスをしていくのに、広告にスタッフさんが載っていないのはバカげた話です。
他の店との違いはスタッフさんなので、その人の人柄などを詳細にする事で集客は上手くいきます。
その3.お客さんの声を入れる
ここまでは、お店側が一方的に言っているだけで、何の証拠もありません。
なので、証拠としてお客さんの声を出していきます。
一つはカテゴリーごとのお客さんの声です。
どういうことかというと、サービス内容毎にそれぞれで喜んでくれているお客さんを載せていきます。
この5パターンをビフォーアフターで見せてあげて声を入れるとわかりやすくなります。
技術を伝えてもわかりづらいので、喜んでくれている人がいっぱいいるんだと見せたほうが、安心していけるようになります。
色んな施術の声が混ざって入っていると見つけにくくなるので、カテゴリーごとに載せるとお客さんも選びやすくなります。
メニューごとのお客さんの声を作るのも良いです。
特に力を入れているメニューや単価アップのためにお勧めしたいメニューで作る事で、そのメニューを選んでもらいやすくなります。
強化したいメニューがあれば、メニューごとのお客さんの声を入れていくと良いでしょう。
まとめ
魅力的な自己紹介は他にも色々あるかもしれませんが、そんなにいっぱい載せてもわかりずらくなります。
時間もかかりすぎるので、基本的には人物キャラクター・スタッフ紹介・お客さんの声この3つを基本的に入れておけば大抵のことは伝わると思います。
この3つをしっかりといれてあげてください。
今の時代AI(人工知能)が発達し、ロボットがホテルの受付をしたり、会計や税理などもコンピューターでできてしまい、そういった職種がなくなると予想されています。
そんな時代だからこそ、機械にはできない人の魅力を出していかなければいけません。
人は人に惹かれます、オーナーの想いに惹かれると、もうその人柄に好かれてくるようになるので、他のお店にはいかなくなります。
ココシャネルなんかも映画になりましたが、シャネルのその生きざまがカッコいいと思い好きになった方もいます。そんな人は他のブランドは買わずにシャネルばかり買います。
このように、人に惹かれて買うという事が資産になります。
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